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目の下のたるみ整形失敗によるリスク・失敗を防ぐには?
目の周囲は皮膚が薄く、疲れや加齢によるトラブルが起きやすい部位。なかでも目の下のたるみは、見た目年齢を大きく左右するため悩まれる方が多いです。
20~40代中心の女性を中心に20万人が会員登録する美容ポータルサイト「キレイナビ」のアンケート結果※1によると、自分の目元で気になる悩み1位の「クマ(21%)」に続いて「たるみ(17%)」が2位となっており、気にされている方の多さが分かります。
この記事では目の下のたるみの原因や、改善するための整形手術で得られるメリット、失敗リスクや失敗例、失敗された場合の対処法について解説します。
目の下のたるみの整形を検討している方、気になっている方はぜひ参考にしてください。
目元のたるみの原因
下記は目元のたるみについてのお悩みを図で表したものです。
このようなお悩みのもととなる目元のたるみは、大きく分けて下記の3つが原因で生じると考えられます。
- 目の周囲の皮膚状態の悪化
- 眼窩脂肪(がんかしぼう)の突出
- 加齢などによるメーラーファットの減少・下垂
それぞれ詳しく見ていきましょう。
目の周囲の皮膚状態の悪化
紫外線や生活習慣の影響、加齢などにより皮膚のターンオーバーが乱れると、健康な肌の元となるコラーゲンやエラスチンといった成分が不足してしまいます。
必要な成分が不足した皮膚は弾力や柔軟性、ハリを失い、たるみを生じさせます。
目の周囲の皮膚状態の悪化
紫外線や生活習慣の影響、加齢などにより皮膚のターンオーバーが乱れると、健康な肌の元となるコラーゲンやエラスチンといった成分が不足してしまいます。
必要な成分が不足した皮膚は弾力や柔軟性、ハリを失い、たるみを生じさせます。
眼窩脂肪(がんかしぼう)の突出
目の下には眼窩脂肪があり、眼輪筋(がんりんきん)という筋肉と眼窩隔膜で支えられています。
加齢などにより眼輪筋や眼窩隔膜が衰え強度が弱まると、脂肪を支えきれず、眼窩脂肪は前方に飛び出します。
眼窩脂肪の突出は下瞼のふくらみとなって目の下がたるんで見える原因となります。
加齢などによるメーラーファットの減少・下垂
加齢によりメーラーファット(頬の皮下脂肪)が下垂したり、減少したりすることで眼窩脂肪との境に段差が生じ、たるんで見える原因となるケースがあります。
加齢以外にも、小顔を目的としたメーラーファットの除去手術によっても同様の状態が見られることがあります。
目の下のたるみ整形のメリット
上記の1~3の目の下のたるみは、状態に合う整形手術を選択することで改善・解決が可能です。
ここでは、目の下のたるみ整形の内容とメリットについて解説していきます。
PRP皮膚再生療法
採血により自身の血液から多血小板血漿(PRP:Platelet-Rich Plasmaの略)を抽出し、目の下に注射投与する方法です。
血小板には血管が傷つき出血した際に止血し、組織を修復する機能があり、PRP皮膚再生法はこの治癒回復能力を利用するものです。
皮膚の細胞が活性化し、ハリやツヤがアップし、たるみの改善が期待できます。 自身の血小板を治療に利用するため、副作用や身体へのダメージが少なく、比較的安全な治療法です。 治療後の見た目の違和感、不自然さがなく、自然な仕上がりが期待できます。
エンビロン社のコンサル担当形成外科医マティアス・オースト氏は自身の研究論文※2で、これまで安全性や有意な治療効果を出すことが困難とされてきた下瞼領域の皮膚の若返りについて、 PRP 注射が安全で効果的な治療であることを明らかにしています。
皮弁・筋皮弁法(ひべん・きんひべんほう)
皮弁法は下まつげのきわを切開し、たるみを生じさせるゆるんだ余分な皮膚を切り取り縫合する方法です。筋皮弁は皮膚のみの操作では改善が難しい場合に、ゆるんだ筋肉を引き上げ骨膜に固定する方法です。
状態と合致すれば、高い効果を発揮し、長期にわたり効果が持続します。
切開時に眼窩脂肪が突出している場合はあわせて除去するなど、症状により治療法を組み合わせることで、さらに高い効果が期待できます。
ハムラ法・経結膜脱脂法
皮弁法もしくは筋皮弁法手術時に余分な眼窩脂肪を除去します。
頬の脂肪が減少、下垂して下瞼下部との間に段差や溝が目立つ場合は、眼窩脂肪を取り除かずに段差部分に移動させます。
経結膜脱脂法は皮膚表面ではなく、結膜側を切開し余分な眼窩脂肪を除去する術法です。
眼窩脂肪と頬部の段差が目立たない場合に有効です。
状態と合致すれば、高い効果を発揮し、長期にわたり効果が持続します。
経結膜脱脂法は皮膚表面に傷がつかないため、傷跡が残る心配がありません。
目の下のたるみ整形の失敗リスク
多くのメリットがある目の下のたるみ整形ですが、失敗リスクもあります。ここからは可能性のある失敗リスクについて解説します。
効果が出ない
たるみの原因に合わない治療を行った場合や摘出する脂肪量、注入する血漿の量が適正でなかった場合などに、治療したにも関わらず効果が現れないことがあります。
目の下に凹凸が生じる
脂肪の摘出にムラがある場合や、自己血漿注入時に人工の成長因子を注入した場合に目の下に凹凸や異常な膨らみが生じるケースが見られます。
たるみの悪化シワの出現
皮膚にたるみがあるにも関わらず、脂肪の除去のみを行った場合、手術後に目の下のたるみが悪化したり、細かなシワが出現することがあります。
下瞼外反が生じる
経験や知識不足な医師の執刀では、まれに目の下の皮膚を切除しすぎたり、縫い付けを強くしすぎることにより、下瞼の外反(あっかんべーをした時のように結膜が露出する状態)が生じるケースがあります。
目の下のたるみ整形失敗症例
目の下の脱脂をした箇所に凹みが生じた
目の下脱脂を行いました。その後凹みが気になるようになり、20脂肪注入後コラーゲンの注入を行いましたが改善がされません。(中略)脱脂を行ったため目頭側がしぼんだためかしわしわっとした感じも気になります。
公益社団法人 日本美容医療協会 オンライン美容相談室
目の下の切開と脱脂によるたるみ取り手術で外反
左目の下瞼の外反の症状が、出てきました。
特に、目を上に向けると、下瞼の中央が、下がり、下瞼の内側が、見えます。
公益社団法人 日本美容医療協会 オンライン美容相談室
術前と変化がない
目の下のたるみ取りの脱脂手術を1週間前に行いました。(中略)右目ですが、術後2、3日の腫れが引いた4日後から今日に至る写真では、たるみとゴルゴラインが出現し、4日後以降の写真が悲しいことに術前の写真と全く同じ状態です。
ヤフー知恵袋
失敗されてしまった時の対処法は?
事前にカウンセリングでしっかり相談し、不安はすべて解消したうえで手術を受けたにもかかわらず、失敗されたみたい…どうしたらいいのだろう?
そんな時の対処法をお伝えします。
- 出血や痛み、発熱がある場合は早急に手術を受けたクリニックに相談しましょう。
- 切開を伴う手術は3ヵ月程度は傷や腫れが変化するので、3ヵ月ほど様子を見てみましょう。(1のような緊急の場合以外)
- 術後の違和感、修正について執刀医に相談してみましょう。相談前の経過について、写真を残したりノートに書くなどして記録しておきましょう。
- 執刀医への修正相談が上手くいかない場合は、他のクリニックの信頼できる医師にセカンドオピニオンを依頼してみましょう。
- トラブルが解決しない場合、国の消費生活センター、国民生活センターに相談する方法もあります。
また、形成外科専門医が開設しているオンライン公開相談室ではさまざまな美容外科医療に関する質問への回答が掲載されており、どなたでも無料で相談が可能です。