老け顔の原因!マリオネット線(ライン)を解消する方法11選

マリオネットライン(線)

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「マリオネット線(ライン)のせいで顔が不自然に見える…」
「口元のたるみやシワを消す方法ってないの?」

女性であれば、上のようなお悩みを持つことも少なくないでしょう。

口の両端からまっすぐ下に伸びたマリオネット線(ライン)、どうしても気になりますよね。

そもそもマリオネット線とは、「女性の老けライン」として知られるライン(溝)のことで、口の両端から顎にかけてできるシワのことです。

マリオネット線ができてしまう原因としては、脂肪が下がることで起こるケースや、口輪筋という筋肉が衰えてしまうことで起こるケースなどが考えられます。

そのままにしておいて改善されるようなことはなく、加齢や筋肉の衰えによってさらにマリオネット線が深くなってしまうため、早めの対処が必要です。

そこでこのページでは、対策を怠ってできてしまったマリオネット線を消す方法についてご紹介します。

  • マリオネット線ができる原因
  • ほうれい線との違い
  • マリオネット線を効果的に消す方法
  • 改善に効果的な表情筋トレーニングのやり方

上の流れでわかりやすく解説していますので、ぜひ今日からの生活に取り入れてみてくださいね。

目次

マリオネット線(ライン)って?

「マリオネット線(ライン)」とは、口の両脇から顎にかけて伸びるシワのことをいいます。

よく対比される「ほうれい線」より下の位置にできることが特徴で、口を閉じている状態が人形(マリオネット)のように見えることから「マリオネット線」「マリオネットライン」と呼ばれています。

マリオネット線(ライン)があると、自然に口角が下がったように見えてしまいます。

そのため人相が悪く見え、「不機嫌そう」「暗そう」といったマイナスなイメージを人に与えてしまうことも少なくありません。

また、マリオネットラインがあることで老けて見えてしまうため、「実年齢より年上に見られた」「今までのメイクや服が似合わなくなった」といった悲しい事態もしばしば起こります。

マリオネット線は「3大老けライン」のひとつ

顔にできることで実年齢より老けて見える事態につながる「3大老けライン」のひとつが、マリオネット線(ライン)です。

ゴルゴ線(ライン)目尻から頬にかけてできるシワ
ブルドッグ線(ライン)頬がたるむことでできるシワ
マリオネット線(ライン)口の両端から顎にかけてできるシワ


それぞれのラインは上の通りで、部位によって呼び方が変わります。

3大老けラインは、表情筋をあまり動かさないことや、噛み合わせの悪さ、歯を食いしばる癖などによって引き起こされるケースもしばしばあります。

ゴルゴ線やブルドッグ線がマリオネット線(ライン)と一緒に出てしまっている場合、より老けて見えることもあるため、要注意です。

ほうれい線との違いは、「シワが現れる部位」

3大老けラインのほかに、多くの女性が気にする線といえば「ほうれい線」でしょう。

マリオネット線(ライン)とほうれい線の明確な違いは、やはりシワが現れる部位にあります。

部位特徴
マリオネット線口の両端から顎にかけてできるシワ老けて見えることに加え、無表情でいると不機嫌に見えたり暗く見えたりする
ほうれい線鼻横から頬に斜めに入った線20代でも生じる場合があり、目立つようになってもそれほど見た目を左右しない


それぞれの特徴については、上図のとおりです。

このように、ほうれい線は20代でもしばしば生じることに対し、マリオネット線(ライン)は40歳前後から現れやすいという違いがあります。

また、ほうれい線は笑顔のときに目立つことが多いのに対し、マリオネット線(ライン)は笑顔でいるときも無表情でいるときもシワが目立ちやすい傾向があります。

そのためマリオネット線(ライン)とほうれい線とが同時に現れるようになってしまうと、自分への自信もなくなってしまうでしょう。

「マリオネット線(ライン)を消したい」「口元のシワを目立たなくしたい」と考えているなら、原因に応じた対処法を選ぶことをおすすめします。

マリオネット線(ライン)ができる原因

マリオネット線(ライン)ができる原因は、大きく分けて4つあります。

  • 筋肉や脂肪のたるみ
  • 表情筋の衰え
  • 姿勢や噛み合わせの悪さ
  • 加齢

それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。

筋肉や脂肪のたるみ

マリオネット線(ライン)の原因のひとつとして挙げられるのは、口輪筋や口角下制筋といった筋肉が緩んでしまうことです。

頬や口周りの筋肉がたるんでくると、脂肪や皮膚も垂れ下がり、結果としてシワができやすくなるのです。

また、肥満傾向がある人の場合、顔の脂肪が垂れ下がることでマリオネット線ができやすくなることもあります。

さらに、頬の筋肉が脂肪の重さに耐えられず下がってくると、口周辺の筋肉が同時に押し上げられていきます。

こうなってしまうとたるみの連鎖が生じることとなり、頬と口周りの筋肉の間の溝が深まることで、さらにマリオネット線が目立つようになってしまうでしょう。

表情筋の衰え

普段あまり笑わない人、接客業などで同じ表情をつくることが多い人などは、表情筋が衰えやすいといわれています。

表情筋が衰えるということは、顔全体の筋肉がゆるむことですので、やはりマリオネット線(ライン)ができやすくなってしまいます。

また、下を向いてスマホを操作する時間が長い人は20代、30代でも表情筋が衰えやすく、マリオネット線ができやすい傾向に。

反対に、仕事でもプライベートでも表情が豊かな人は、自然と表情筋のエクササイズができているといえます。

スマホやマスクの使用によって、無表情でいる時間が増えたという人も多いかもしれません。

しかしマリオネット線の予防・改善を考えるのであれば、日頃から表情豊かに過ごすことを意識しましょう。

姿勢や噛み合わせの悪さ

マリオネット線(ライン)の原因のひとつとして、姿勢や噛み合わせの悪さが挙げられます。

とくに猫背で過ごす癖のある人は、要注意。顔の筋肉が緩みやすくなっており、お肌のハリが失われることでマリオネット線ができやすい傾向にあります。

また、食事中に片側だけで噛んでいたり、無意識に歯を強く噛み締めたりする癖のある人も注意が必要です。

というのも、口を正しく使わないことで筋肉が十分に動かず、結果として頬や口周りの皮膚がたるんでしまうためです。

噛み合わせの悪さに心当たりがある場合、今日からしっかり噛むことを意識しましょう。

また、噛み締め癖がひどい人の場合、マウスピースを使用したり歯医者に相談したりするのもひとつの方法です。

加齢

悲しいことに、加齢によってマリオネット線(ライン)が目立つようになってしまうケースは少なくありません。

とはいえ20代~30代のころにしっかりシワ対策をしてきた女性と、そうでない女性とでは、マリオネット線の目立ち方にも差が出るといわれています。

もし40代~50代に突入してマリオネット線が目立ち始めたという場合、放っておくことでさらに目立つようになってしまうかもしれません。

今からでも遅くはないので、以下で紹介する「マリオネット線の消し方」を参考にしてくださいね。

マリオネットライン(線)を即効的に解消するには?

マリオネット線を消す方法としては、以下の3つの治療法がおすすめです。

  • 「熱」による治療法
  • 「注入」による治療法
  • 「整形」による治療法

それぞれの治療法やメカニズムについて見ていきましょう。

「熱」による治療法4つ

ダブロ

ダブロとは、「切らないフェイスリフト」とも呼ばれる治療法で、超音波による熱エネルギーを用いてSMAS層(筋膜層)と皮膚にアプローチしていくというものです。

マリオネットラインや頬のたるみ、ほうれい線などに効果的で、高いリフトアップ効果にも期待できます。

またダブロは安全性と即効性に優れた治療法としても有名で、1度の治療で効果を実感できるケースも多いというメリットがあります。

また、施術直後から洗顔やメイクもできるため、「美容クリニックに通っていることを周囲に知られたくない」という女性にもおすすめです。

サーマクール

サーマクールは、メスや針を使わないたるみ・シワ治療として知られる治療法で、RF(高周波)を使って気になるたるみやシワの引き締めを目指していきます。

サーマクールの特筆すべき点は、「縦方向」「横方向」「奥行き」と立体的な引き締め作用に期待できる点です。

また、1~6ヶ月にわたってリフトアップ効果を実感できるという特徴があり、サーマクールのマシンは世界80カ国2,300以上の医療機関で使用されているようです。(※2021年7月時点の情報です)

5~35%の新しいコラーゲン繊維の生成に役立つといわれているため、マリオネット線(ライン)のたるみやシワのみならず、ハリツヤやうるおいアップ効果にも期待できるでしょう。

タイタン

タイタンは、真皮層にアプローチすることで強力な引き締め効果に期待できる治療法です。

1100nmから1800nmの赤外線を使用して真皮層のコラーゲンの収縮・引き締め・再生を促すという特徴があり、お肌を内側から引き締めることが可能です。

マリオネット線(ライン)はもちろん、ほうれい線をはじめとする顔周りのシワ、首回りのシワやたるみに効果的な点もうれしいポイントでしょう。

タイタンの効果を持続させるためには3~4回の施術が必要になるケースが一般的ですが、施術時間は30~70分と比較的短く、即効性にも期待できます。

また治療に伴う痛みとしては、軽い熱感を感じる程度であることが多いといわれており、安全性の高い治療法を探している方にもおすすめです。

ウルセラ

ウルセラは、超音波でシワやたるみの改善を目指す治療法で、メスや針を使わず、SMAS層(皮膚の奥にある筋膜)にアプローチ可能です。

真皮層と筋膜層の緩みが引き締まるため、マリオネット線(ライン)の改善やリフトアップ効果、小顔効果にも期待できるほか、持続効果が半年~1年である点もうれしいポイントです。

なお、ウルセラはほかの治療方法と比べると即効性にはやや劣りますが、1ヶ月ほど経過すると効果は顕著に現れるケースが多いといわれています。

約3ヶ月後に効果が最大化し、半年~1年ほど持続するため、「通院回数の少ない治療がいい」といった方にも適しているでしょう。

「注入」による治療法3つ

ヒアルロン酸注入

プチ整形とも呼ばれるヒアルロン酸注入は、その名の通り顔の気になる部位にヒアルロン酸を注入するという治療法です。

ヒアルロン酸はもともと身体の真皮層にあり、お肌のハリや弾力性を保つ役割をもつ成分です。

ヒアルロン酸を注入することで肌が持ち上がり、シワの溝が目立たなくなるため、マリオネット線(ライン)の改善はもちろんリフトアップ効果にも期待できます。

また、ヒアルロン酸注入はそのほか、ほうれい線、ゴルゴ線、目の下のたるみなどにも効果的です。

1度注入すれば半年から1年ほど効果が持続するともいわれており、気になる部位だけにアプローチ可能なため、自然な仕上がりを求めている女性にもおすすめです。

コラーゲン注入

コラーゲン注入は、その名の通りコラーゲンの自己生成を促すシワ治療です。

ハリやツヤをつかさどるコラーゲンやエラスチンをつくり出す線維芽細胞に直接アプローチする施術で、マリオネット線(ライン)などシワが気になる部位を狙った施術が可能です。

コラーゲン注入の施術後、線維芽細胞が刺激されることで身体がコラーゲンをつくり出してくれるため、ナチュラルで馴染みのよい仕上がりにも期待できるでしょう。

また、本格的な整形手術のようにメスを使用しないため、身体への負担が少ない施術をお探しの方にもおすすめです。

さらに半年から1年ほどの持続効果に期待できるため、「あまり頻繁に通院できない」といった方にもおすすめできる施術のひとつです。

グロースファクター注入

グロースファクター注入とは、「細胞再生因子」と呼ばれる有効成分をシワが気になる部位などに注入していく施術です。

グロースファクター(細胞成長因子)を注入することにより、肌本来の力が助けられ、コラーゲンやエラスチンの生成が促されます。

また、グロースファクターは再生能力をもつ成分ですので、マリオネット線(ライン)のしわやたるみなど衰えた肌を若返らせてくれる効果にも期待できます。

肌質改善にもつながるため、自然な仕上がりを求める女性に適した施術だといえるでしょう。

ただしグロースファクターの場合、効果が実感できるまでに2週間~1か月ほどかかってしまうのは唯一のデメリットです。

とはいえ、皮膚組織の再生サイクルが変化することによって、マリオネット線(ライン)への効果は1~3年ほど続きます。

腫れなどのダウンタイムにも配慮された施術のため、「周りにバレたくない」といった女性にも適した施術のひとつだといえます。

「整形」による解消法

糸リフト

糸リフトとは、その名の通り糸を使って肌を引き上げ、物理的にたるみを改善させるシワ治療です。

本格的な整形手術のようにメスは使わず、小さな針穴を使って糸を挿入していくことが特徴のひとつです。

糸リフトでは、皮膚の下に糸を埋め込むため、その刺激によって皮下のコラーゲン生成を促す効果もあるといわれています。

目立ちやすいマリオネット線(ライン)やほうれい線、ゴルゴ線などを即時的に改善できるため、多くの女性から選ばれている方法のひとつです。

  • ポリジオキサノン
  • ポリ乳酸
  • ポリ-L-乳酸
  • ポリカプロラクトン

糸リフトで主に使用する糸の原料は上の4種類のいずれかで、どれも体内で溶ける性質をもつ素材です。

糸が完全に溶けてしまうと再び施術を受けることになりますが、半年から3年ほどの持続効果に期待できるため、「通院回数を少なくしたい」といった女性に適した治療法だといえます。

※使用する糸の種類によって持続効果が異なりますので、詳しくは担当医師にご相談ください。

日々の表情筋トレーニングでマリオネット線を防止

美容クリニックやメディカルエステで受ける治療と比べると効果は劣りますが、日々の表情筋トレーニングを続けることでマリオネット線(ライン)の改善や予防につながります。

マリオネット線解消につながるトレーニング3選

ここでは、マリオネット線(ライン)の解消に効果的なトレーニング方法を3つご紹介します。

1.ひょっとこ口の「顔ヨガ」

この方法は、口輪筋や頬の筋肉を鍛えるのに効果的です。

  1. 閉じた唇を小さくすぼめ、前にぐっと突き出して”ひょっとこ口”をつくる。この状態のまま5秒キープする。
  2. 唇の形はそのまま、右側に”ひょっとこ口”を動かして5秒キープする。
  3. つぎに、今度は左側に”ひょっとこ口”を動かして5秒間キープする。

この流れを1セットとし、1日2~3セット行うだけでOKですので、とても気軽にマリオネット線の予防・改善ができます。

実践するときは、普段使っていない筋肉が動いていることを意識しながら行うとよいでしょう。

2.老廃物の除去を目指す「リンパ流し」

つぎに、顔周りにたまった老廃物の除去を促すエクササイズ方法をご紹介します。

  1. 両手の人差し指と中指を使って両耳をはさむ。
  2. 手のひらはフェイスラインに沿うように当て、ちょうど両手でほおづえをついているようなポーズをつくる。
  3. 顔の後ろから手前に向かって顔を小さく回すように動かしていく。

30秒から1分程度行うことでリンパの流れが改善され、顔周りに溜まった老廃物の排出を促せます。

このエクササイズなら、デスクワークの休憩時間やちょっとした隙間時間に続けられますよね。

気付いたときにリンパを流す習慣をつけるだけでも、マリオネット線(ライン)の改善や新陳代謝アップに効果的ですよ。

3.口輪筋に効果的な「プチエクササイズ」

最後に、マリオネット線(ラインを)つかさどる口輪筋にアプローチできるエクササイズ方法をご紹介します。

  1. 口角と目尻をつなぐ位置に人差し指を当て、うなずく。
  2. 鍵の形にした手を顎の下に当てる。
  3. 顔を横に向けて、指を耳の下まで滑らせる。(手は動かさないのがポイント)
  4. 反対側も同様に、指を耳の下まで滑らせていく。
  5. 正面を向いて、2本指で斜角筋(ネックライン)をなぞる。
  6. 鎖骨のくぼみを推して、首を真横に倒していく。
  7. 反対側も同様に、首を横に倒してストレッチ。

まずはこの7ステップで筋肉についた癖を取っていきます。

準備が終わったら、次の流れで整筋ケアしていきましょう。

  1. 鍵の形にした手を顎の下に当て、「あー」と口を大きく開ける。
  2. 「いー」と口を大きく開ける。

準備段階では老廃物を流すイメージ、次の段階では口輪筋に正しい動きを教えていくイメージで行うと◎です。

お風呂タイム中はもちろん、テレビを見ながらでもできますので、気付いたときに実践してみてくださいね。

マリオネットライン(線)を改善して若々しい印象を目指そう

このページでは、マリオネット線(ライン)の消し方11選と称し、改善方法を紹介しました。

マリオネット線は、口の両端から顎にかけてできる溝(ライン)のことを指します。

マリオネット線が目立つと、暗く見えたり人相が悪く見えたりといったマイナスな印象につながるため、早めのケアが必要です。

  • 「熱」による治療法:超音波や高周波を使用する方法
  • 「注入」による治療法:ヒアルロン酸やコラーゲンを注入する方法
  • 「整形」による治療法:糸を入れてたるみの改善を目指す方法

なお、マリオネット線の改善に即効性・確実性のある解消法としては、上の3種類がベターです。

それぞれアプローチ方法が異なりますので、お肌の状態や予算に合わせてお好みの方法を選ぶといいでしょう。

また、上の方法に比べると即効性には劣りますが、日々の表情筋トレーニングを続けるのもおすすめです。

テレビやお風呂の合間に続けることで、マリオネット線(ライン)の改善・予防を目指せるでしょう。

  • ひょっとこ口の「顔ヨガ」
  • 老廃物の除去を目指す「リンパ流し」
  • 口輪筋に効果的な「プチエクササイズ」

このページで紹介したのは、上で挙げた3つのエクササイズ方法です。

どれも無理なく続けられる方法ですので、今日から実践してみてくださいね。

また、表情筋や口輪筋の衰えを感じているという方は、美顔器によるマッサージや整顔矯正、ツボ押しなどを試してみるとよいでしょう。

あなたも今日からマリオネット線(ライン)を改善して、理想の芸能人のような若々しい印象を取り戻してみませんか?

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この記事を書いた人

スキンケア商品に定評のある国内人気化粧品メーカーの元美容部員。
妊娠・出産で退職後、子育てをしながら美容情報を発信しています^^

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