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肝斑治療にはハイドロキノン・トレチノインが効果的!?
導入
ほほ骨やおでこ、口周りに現れる肝斑(かんぱん)の症状、早く治したいですよね。
検索するとさまざまな治療法が出てきますが、そのなかでも試しやすく即効性も期待できる方法が外用薬による治療です。
そして、肝斑の治療に適している外用薬は『ハイドロキノン』や『トレチノイン』の2つだと言われています。
「肝斑がある」というストレスで、さらに肝斑が悪化してしまう可能性もあります。
自己判断で放置せず、早めに皮膚科や美容クリニックを受診することが大切ですよ!
とはいえ、「副作用は?」「どんな薬?」「治療期間は?」「費用は?」といろいろなことが気になってしまいますよね。
そこでこのページでは、以下の6つについて詳しくまとめました!
- 肝斑の定義と見分け方
- 肝斑ができてしまう原因
- 『ハイドロキノン』の効果
- 『トレチノイン』の効果
- 使用上の注意点・副作用
- お薬の価格相場
ハイドロキノンやトレチノインによる肝斑治療を考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
肝斑の定義・見分け方
肝斑(かんぱん)は顔に現われるシミの一種ですが、通常のシミ(老人性色素斑)とは違うポイントがいくつかあります。
ここでは、肝斑の定義や見分け方について簡単に見ていきましょう!
肝斑の定義
肝斑は、ひとことで言うと「左右対称にほぼ同じ形・大きさで現われるモヤッとしたシミ」です。
女性ホルモンのバランスが乱れることが原因でできることが多いと言われており、男性にはほとんどできません。
なかには肝斑とシミが一緒に現れるケースもあって、その場合はレーザー治療などが難しいことも特徴です。
そのため、自己判断でシミだと決めつけてしまうのはNG!
自力で治すのは難しいので、「肝斑かも?」と思うシミが出てきたら、まずはお医者さんに相談しましょう!
肝斑の見分け方
肝斑の見分け方についてまとめましたので、実際に鏡を見ながら「シミなのか、肝斑なのか」を確認してみましょう。
- ほほ骨やおでこ、口周りに沿ってできている
- 目の周囲には現われていない
- 左右対称の位置にできている
- 左右でほぼ同じ形・大きさのシミができている
- もやっとした輪郭で、形もぼんやりしている
- 黒ずんだ茶色(薄い褐色)のような色をしている
肝斑はほほ骨やおでこ、口周りなどある程度決まったところに、「もやっとした形のシミ」が現われるのが大きな特徴です。また、目の周囲にはほとんどできません。
さらに、右と左でほとんど同じ位置にでき、形や大きさも同じであることが特徴です。
また、「肝斑かも…?」と思う症状があるなら、以下のチェックリストも確認してみましょう。
- 年齢が30~40歳の女性である
- 妊娠・出産をきっかけにシミができた
- 日頃から低容量ピルや超低容量ピルを飲んでいる
- 精神的なストレスを感じることが多い
- 紫外線対策をしているのにシミができた
肝斑の特徴に当てはまり、上のチェックリストにも当てはまるのであれば、肝斑である可能性が高いと言えます。
ショックかもしれませんが、適切な治療を受けることで美白を取り戻せる可能性は十分あるので、安心してくださいね…!
肝斑の原因
肝斑ができてしまう原因は、以下の3つだと言われています。
- 女性ホルモンバランスの乱れ
- 紫外線
- ストレス
それぞれについて、以下で詳しく見ていきましょう!
女性ホルモンバランスの乱れ
「肝斑は妊娠中に現われるシミ」と聞いたことがある方もいるかもしれません。
これはその通りで、2021年現在、肝斑ができる原因の多くは女性ホルモンバランスの乱れだと言われています。
とくに多い原因は妊娠・出産ですが、低用量ピルや超低容量ピルの影響で肝斑ができる可能性もあります。
紫外線
日頃から紫外線対策をしない人、日光に当たる時間が多い人は、肝斑ができやすくなったり、濃くなったりする可能性があります。
「肝斑と紫外線に直接の関係はない」という一説もあり、なかには紫外線対策をしているのに肝斑ができるケースもあるのですが…。
実際に紫外線で肝斑が悪化したり、肝斑が現われたりする人もいるので、「紫外線対策が全くいらない」というわけではないのです。
肝斑の悪化やシミの併発を防ぐためにも、しっかり紫外線を対策することが大切ですよ!
ストレス
「ストレスは美容の大敵」という言葉もありますが、ストレスが原因で肝斑を発症したり、悪化してしまったりする可能性もあります。
ストレスは女性ホルモンのバランスとも関わっているので、溜めすぎないように気を付けることが大切です。
「肝斑ができてしまった」と考えることがストレスになり、肝斑がさらに悪化してしまう可能性もあります。
肝斑の存在がストレスであれば、早めに治療を始めることが大切ですよ!
肝斑にはハイドロキノン・トレチノインが効果的!?
肝斑には、外用薬の『ハイドロキノン』『トレチノイン』を使った治療が効果的です!
- トレチノイン:ピーリング作用と肌再生効果が期待できるお薬
- ハイドロキノン:強力な漂白作用が期待できるお薬
それぞれの特徴は上の通り。皮膚科や美容クリニックなどで処方してもらうことができ、併用も可能です。
肝斑だけではなく、シミへの効果が期待できるのも特徴で、今ある肝斑やシミを改善するとともに、将来できにくい状態を目指すことができます。
なお、ハイドロキノンやトレチノインで肝斑の治療をする場合、以下のような期間に分かれます。
- 漂白していく治療期間:2~8週間
- 炎症を落ち着ける期間:2~8週間
具体的な治療期間としては、およそ2か月が1クールで、2~3クール(4~6か月)で治療が完了するケースが大半です。
外用薬の使い方としては、夜の洗顔後に1日1回塗るだけでよいので、お仕事や育児などでまとまった通院時間が取れない方もうれしいですよね!
ハイドロキノンとは
ハイドロキノンとは、シミの原因となるメラニン色素がつくられないようにする作用をもつ漂白剤。
別名『皮膚の漂白剤』と呼ばれており、主に肝斑やシミの改善・予防に使われる外用薬です。
ハイドロキノンの主成分は、イチゴ類やコーヒー、麦芽などに含まれるヒドロキノンです。
美白効果が認められている成分で、ドラッグストアなどでもヒドロキノンを配合した市販品が販売されています。
とはいえ、市販のものは配合濃度が低いので、効果を重視するのであれば皮膚科や美容クリニックで処方されるハイドロキノンを使用することをおすすめします…!
肝斑への効果
ハイドロキノンには、メラノサイトの中にあるメラノソームを分解する作用があるため、肝斑を薄くする効果が期待できます♪
ハイドロキノンそのものは皮膚へ吸収されにくいので、ハイドロキノンの単独で使用ではなく、トレチノインと併用することが有効ですよ。
トレチノインとは
トレチノインとは、お肌のターンオーバーを促進したり、古い角質をはがしたりする作用をもつお薬。
別名『皮膚の若返り薬』と呼ばれており、肝斑やシミ、シワ、ニキビの改善・予防に使われる外用薬です。
トレチノインの主成分はわたしたちの血液中に流れているビタミンA(レチノール)の誘導体で、ビタミンAを含む化粧品やサプリメントなどもよく見かけます。
クリニックで処方されるトレチノインは効果が強力なため、市販の化粧品に含まれるアルブミンやリン酸化ビタミンCと比べて約100倍の効果が見込めます。
肝斑への効果
トレチノインには角質をはがす作用のほか、表皮の深い場所にあるメラニン色素を外に押し出す作用があるので、肝斑を消す、もしくは薄くする効果が見込めます♪
皮膚が生まれ変わる期間は通常4週間ほどですが、トレチノインを使用するとおよそ2週間で表皮が生まれ変わります。
この作用により、肝斑やシミを改善するだけではなく、美白に導く効果にも期待できますよ!
使用上の注意点や副作用は?
ハイドロキノンやトレチノインは、肝斑への高い効果を発揮してくれる外用薬です。
安心して治療を進めるためにも、注意点や副作用について知っておきましょう!
使用時の注意点
ハイドロキノンとトレチノインの使用時の注意点としては、以下の4つです。
- ハイドロキノンとトレチノインを初めて使う場合、手首などでパッチテストを行いましょう。
- ハイドロキノンとトレチノインは、妊娠中や妊娠予定の方、授乳中の方は使用できません。
- ハイドロキノンとトレチノインを使って肝斑の治療をしている期間は、必ず日焼け止めを塗り、紫外線対策することが必要です。
- ハイドロキノンとトレチノインは酸化しやすいため、密封して冷蔵庫で保管しましょう。また、1か月をめどに使い切ってください。
安心安全な肝斑治療を目指すためにも、使用上の注意点はしっかり守ってくださいね!
ハイドロキノンの副作用
ハイドロキノンの副作用としては、かぶれや白斑があります。
かぶれの場合、ハイドロキノンの濃度が4%以上になると刺激が強く、かぶれが出る頻度も高くなるため、使用前のパッチテストを徹底しましょう。
また、白斑は、効果が見られないのに3か月以上使用していることで出てしまう可能性があるため、お医者さんの指示をしっかり守りましょうね。
トレチノインの副作用
トレチノインの副作用としては、紅斑、乾燥、落屑などの皮膚炎症状です。
皮膚が赤くなったり、皮がぼろぼろ剥けたりすることがありますが、これはアレルギーなどではなく、新しい表皮に生まれ変わるための好転反応のようなものです。
もし治療開始から5日足っても皮膚炎症状が起きないのであればトレチノインを厚めに塗り、反対に皮膚炎の症状が強い場合は2日に1回塗るなどして頻度を減らしましょう。
なお、ぼろぼろと剥がれてくる皮膚は古い角質なので、全て落ちきると症状が気にならなくなる場合がほとんどです。
とはいえ、気になる症状があれば、我慢せずお医者さんに相談してくださいね。
価格相場
ハイドロキノン・トレチノインを病院で処方してもらうときの価格相場は、下の通りです。
ハイドロキノン | 2,000~7,000円 |
トレチノイン | 2,000~5,000円 |
※こちらの料金は、2021年10月時点の調査結果によるものです。
相場額に開きがあるのは、成分の含有量やお薬の量によって料金が変動するためです。
皮膚科や美容クリニックによっては、このほかに初診料やカウンセリング料などが必要な場合があるので、受診前にしっかり確認してくださいね!
ハイドロキノン・トレチノインで肝斑レスな美肌を目指そう!
このページでは、肝斑(かんぱん)を治療したい方に向けて、『ハイドロキノン』と『トレチノイン』についてまとめました。
ハイドロキノンとは、シミの原因となるメラニン色素がつくられないようにする作用をもつお薬です。
そしてトレチノインとは、お肌のターンオーバーを促進したり、古い角質をはがしたりする作用をもつお薬です。
それぞれ併用も可能で、気になる肝斑の症状を改善し、シミの目立たない美白・美肌を目指すことができます♪
ちなみに、肝斑はストレスで悪化する可能性もあるので、気にしすぎないことが大切ですよ!
とはいえ気になってしまうのは当然ですので、ストレスを感じるのであればすぐに治療を始めましょう。
また、肝斑の治療後は、再発やシミの発症を予防するためのケアも大切です!
美容クリニックなどでもいろいろな治療法がありますが、エステにもフォトフェイシャルやイオン導入など、シミの予防や美肌づくりが目指せるメニューもありますよ。
肝斑の治療が終わったら、ぜひエステサロンでのケアも取り入れてみてくださいね♡