メイクのりが悪いのは肌のごわつきが原因かも!?ごわつきの改善方法は?

肌のごわつき

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最近メイクのノリが悪い、ファンデーションがよれる、肌の表面が硬くなっている気がする、ということはありませんか?

思い当たる症状があるなら、それは肌がごわついている可能性が高いです。

原因はさまざまですが、普段何気なく行っていることが、肌のごわつきを引き起こしているケースも。

肌のごわつきは、悪化すると更なる肌トラブルの原因になるため、早めのケアが必要です。「肌のごわつき」について原因から改善方法まで、詳しく紹介します。

目次

お肌のごわつきってどんな状態?

「お肌のごわつき」とは、肌が硬くザラつきがある、滑らかでない状態のことで、正確には「角質肥厚(かくしつひこう)」と呼ばれるものです。

通常、肌の深部にある基底層で作られた新しい細胞が徐々に肌の表面に上がってきて、古い細胞は角質や垢となって剥がれ、排出されます。

これが肌の新陳代謝(ターンオーバー)で、だいたい6週間サイクルで繰り返されているのですが、古い角質が剝がれずに蓄積されると、角質肥厚の状態となり、肌がごわついてしまうのです。

肌のごわつきで起こる症状

「角質肥厚」の状態で肌がごわついているかどうかは、チェックリストで判断できます。

  • 肌が乾燥する
  • 粉吹きや皮めくれがある
  • 毛穴の詰まりや黒ずみが目立つ
  • 肌がくすんでいる
  • 化粧水が浸透しにくい
  • 化粧ノリが悪い
  • 化粧がよれる

これらの項目が当てはまる場合、古い角質が蓄積された「角質肥厚」の状態である可能性が高いですから、新陳代謝(ターンオーバー)を促して、本来の美しい肌を取り戻しましょう。

肌のごわつきの原因

肌のごわつきは、「肌のターンオーバーの乱れによる古い角質の蓄積」によるものですが、それにはいくつかの原因が考えられます。

  1. 代謝の低下
  2. 紫外線
  3. 乾燥
  4. マスクによる肌のかぶれ
  5. 摩擦

1.代謝の低下

加齢や血行不良などで代謝が悪くなると、肌のターンオーバーに乱れが生じ、肌のごわつきにつながることがあります。

代謝を上げることで、肌のごわつきの改善に期待できます。

2.紫外線

紫外線は肌にダメージを与えるため、肌は自らを守るために角質を溜め込み、角質肥厚の状態になってしまいます。

紫外線対策をしっかり行うことで、肌のごわつきを予防できます。

3.乾燥

スキンケアで十分保湿が行われていない、気温、エアコンなどの理由で肌が乾燥しているとターンオーバーに乱れが生じ、肌がごわついてしまいます。

しっかりと保湿ケアを行えば、肌のターンオーバーが正常に戻り、肌のごわつきを改善、予防できるでしょう。

4.マスクによる肌のかぶれ

コロナ禍でマスクを長時間着けていることにより、肌がかぶれてごわつくケースは少なくありません。マスクの中は蒸れやすく、外す度に肌の水分が失われてしまうため、乾燥しやすくなり肌トラブルにつながりやすいのです。

マスクによる乾燥を防ぐには、次のような方法があります。

  • ミストタイプの化粧水をこまめにつける
  • こまめにマスクの中の汗を拭く
  • マスクの中にガーゼなどを挟んでおき、湿ってきたら取り換える

これらのケアを行うことで肌のごわつきの予防・改善が期待できます。

5.摩擦

クレンジングや洗顔の際に肌をゴシゴシ擦っていませんか?化粧水を浸透させようとコットンで強くパッティングしていませんか?

肌は強い摩擦を受けると、防御機能が働いてターンオーバーを速めるため、角質が溜まって角質肥厚の状態になってしまうのです。

肌にとって摩擦は厳禁!注意しましょう。

6.生活習慣

食生活の偏り、睡眠不足、運動不足、ストレス、喫煙、冷えなど、生活習慣が原因で肌のターンオーバーが乱れることがあります。

生活習慣を見直すことで、肌のごわつきの改善・予防が期待できます。

ごわつきを治すには?

肌のごわつきは「肌のターンオーバーの乱れ」が原因です。

肌のターンオーバーを正常に戻すには、「スキンケア」と「内面」からのアプローチが効果的!

詳しく紹介しますので、今日からでも実践してみて下さいね。

スキンケアでのアプローチ

スキンケアで必要なのは、「古い角質を取り去ること」「保湿」です。

これらのケアを行うことで、肌のターンオーバーを正常に戻すよう働きかけます。

クレンジングでメイクなどの油分の汚れ、洗顔で古い角質や余分な皮脂、汚れを取り去るのが理想的です。

具体的にどのようなポイントに気を付ければいいのか、確認してみましょう。

クレンジング

クレンジングでメイクをしっかり落とすのは大切ですが、洗浄力が強すぎると、肌に必要な潤いや角質まで取り去ってしまい、かえって角質肥厚を悪化させてしまいます。

クレンジング剤は、オイルタイプなどの洗浄力の強いものを避け、ミルクタイプなど肌に優しいものを選ぶと良いですね。

また、拭き取りタイプなどの洗い流さないタイプのクレンジング剤は、肌に負担をかけることになりますから避けた方が良いでしょう。

洗顔

洗顔時にゴシゴシ擦ってしまうと角質肥厚が悪化してしまいます。洗顔についても、余分な角質だけを落としてくれる肌に優しいタイプの洗顔料を使うことをおすすめします。

余分な皮脂などを吸着して洗い流せる酵素パウダーの洗顔料も、摩擦を必要とせず、毛穴に詰まった角栓などにも効果がありおすすめ!

面倒でもしっかりと泡立てて、肌の上で泡を滑らせるように優しく洗いましょう。

洗い流す時は、熱いお湯で洗うとスッキリする気がしますが、肌に必要な皮脂まで失ってしまうのでぬるま湯で。

また、洗い残しや流し残しがあると、肌トラブルにつながるので要注意!

ピーリング剤で角質ケア

クレンジングや洗顔をしっかりしていても、なお残っているような古い角質を取り去るにはピーリング剤を使うのが効果的ですが、やり過ぎないようにしましょう。

ゴシゴシ擦ったり、ピーリングを使いすぎると、炎症などの肌トラブルの原因になるばかりか、肌の防御機能が働いて角質肥厚が悪化してしまいます。

ピーリング剤は使用方法を守って、必要に応じて使うようにしましょう。

拭き取り化粧水をプラスする

古い角質を落とすために、いつものスキンケアに拭き取り化粧水をプラスするのも良いでしょう。

洗顔後、化粧水をつける前にコットンに拭き取り化粧水を含ませて、顔の内側から外側に向かってやさしく肌を拭き取ります。

この時、角質を取り除こうと力を入れて擦らないように。摩擦によって肌にダメージを与えてしまいます。

特に目の周りは皮膚が薄いので気を付けましょう。

化粧水や美容液

肌のごわつきを改善するには「保湿」がとても大切です。セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸が配合されたスキンケア用品を使いましょう。夏場はベタつきやすいので、化粧水しかつけない、という人もいますが、化粧水の成分は乳液やクリームで蓋をしてあげないと蒸発してしまいます。化粧水や乳液などをつける場合も肌を摩擦しないよう注意して、優しくなじませるようにしましょう。

内面からのアプローチ

肌のターンオーバーを正常に戻すには、生活習慣を見直すなど、体の内側に働きかけるアプローチも大切です。ほんの少し意識して生活するだけで、お肌に変化が生まれるはず。

具体的に気を付けたいポイントはこちら。

食生活を改善する

体は食べた物で作られます。そのため、何を食べるかはとても大切。

肌のターンオーバーを整えるにはビタミンB2・B6・E・12、亜鉛を積極的に摂る必要がありますが、それらだけを摂れば良い、という考えはあまりおすすめしません。

栄養素はサポートし合ったり、吸収を高める働きを持つものがあるため、肌のターンオーバーに良い食材を摂りつつ、バランスの良い食事を心がけましょう。

では、摂取すべき栄養素を詳しく見ていきましょう。

ビタミンB2

うなぎやレバー、青魚などに含まれるビタミンB2は、肌の健康を保ち、ターンオーバーを促します。ビタミンB2は、アーモンド、納豆、卵などにも含まれています。

ビタミンB6

豚肉や海苔、豆類に多く含まれるビタミンB6は、皮脂量のコントロールをしてくれます。一見、肌のターンオーバーに関係が無さそうに思えるかも知れませんが、ビタミンB6はたんぱく質の合成を助け、肌を健康に保つ働きがあります。

ビタミンE

紫外線を浴びると体内で活性酸素が作られますが、この活性酸素を取り除く働きを持つのがビタミンEです。

アーモンドやモロヘイヤ、アボカドなどに多く含まれ、ビタミンCと一緒に摂ると効果がアップします。また、ビタミンEには血流を改善する効果もあります。

ビタミンB12

レバーや赤身肉、牡蠣やアサリに含まれるビタミンB12は血液を作る働きを持っており、血行が促進され、新陳代謝をサポートしてくれます。

カルシウム

カルシウムといえば「骨」のイメージが強いですが、実は肌の健康にも深く関わりを持っています。カルシウムは肌組織をしっかりつなぐ役割を持っており、肌を引き締めて潤いを外に逃がしません。カルシウムが不足すると乾燥肌になりやすくなりますので積極的に摂るようにしましょう。カルシウムは牛乳やチーズなどの乳製品、小魚や豆腐に多く含まれます。

亜鉛

牡蠣、牛肉(赤身肉)、油揚げやカシューナッツ、卵などに含まれる亜鉛は、肌の新陳代謝を活発にしてくれます。新しい肌を作るのはたんぱく質の役割ですが、亜鉛はたんぱく質が肌になるのをサポートしてくれるのです。

亜鉛が不足すると新しい細胞が作られにくくなり、くすみや肌荒れの原因となるばかりでなく、味覚障害を引き起こす恐れがあるので注意が必要です。

また、冷え性の人は代謝が悪い傾向がありますから、生姜を積極的に摂ったり、温かい飲み物を飲む習慣をつけて体を温めるようにすると良いですよ。

質の良い睡眠を取る

寝不足は肌に良くないといわれますが、とにかく眠れば良い、というわけではなく、「質の良い睡眠」を取ることが大切です。

睡眠中はレム睡眠と呼ばれる浅い眠りと、ノンレム睡眠と呼ばれる深い眠りを交互に行いますが、肌のターンオーバーに必要な成長ホルモンは、ノンレム睡眠時に多く分泌されます。

そのため、入眠後速やかにノンレム睡眠に入るのが理想的です。

スマホの光は、眠りを誘い、成長ホルモンの分泌を促すメラトニンという物質を抑制してしまうので、寝る前にスマホを見るのはおすすめしません。

適度に運動する

運動をすると代謝が上がりますから、生活の中に運動を取り入れると良いですね。激しい運動をする必要はなく、ストレッチやヨガ、ピラティスといった有酸素運動を行うと良いでしょう。

運動すると血行が良くなり、食事で摂った栄養が体の隅々まで行き渡ることも、運動をおすすめする理由です。

紫外線対策を行う

紫外線による肌へのダメージは深刻です。肌が老化する原因は加齢だと認識している人はまだ多いですが、最近の研究では、紫外線などによる「光老化」が大きな原因であることが分かっています。

紫外線は天候に関わらず降り注いでいますから、季節に関係なく日焼け止めを塗る習慣をつけると良いでしょう。

家の中にいれば大丈夫、と考える人も多いですが、紫外線は家の中にも入ってくるので、スキンケアの際には必ず日焼け止めを塗るのがベスト。

また、外出時には日傘やサングラスを利用するのもおすすめです。

まとめ

肌のごわつきは、くすみやニキビなどの肌トラブルの原因になりますし、一日でも早く何とかしたいですよね。

肌のごわつきの原因はいろいろありますが、どれもスキンケアや日頃の習慣を見直すことで改善できます。早速今日から始めてみましょう。

体の外側と内側からケアしてあげれば、つるんとしたゆで卵のような肌を取り戻せる日も遠くないはず。是非この記事を参考にして実践してみて下さいね。

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この記事を書いた人

スキンケア商品に定評のある国内人気化粧品メーカーの元美容部員。
妊娠・出産で退職後、子育てをしながら美容情報を発信しています^^

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