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妊娠線のケア・予防に効果的なマッサージとクリームの選び方
妊娠中や産後の悩みのひとつが「妊娠線」。
ママになっても綺麗でいたいと思っているのに、妊娠線ができてしまうのが不安になる人も多いのでは?!
妊娠線は事前にケアをすることで予防することができます。
妊娠線ができる前に正しいケアをして、理想のママを目指しましょう!
妊娠線はなぜできるの?
妊娠線とは、妊娠による急激な体型の変化によって現れる「肉割れ線」です。
お腹が大きくなると、皮膚の表面も伸びていき、表面の皮膚が引っ張られます。
しかし、表皮の下にある真皮や皮下組織は伸びにくいため、表面の伸びに追いつけず、裂けてしまうことでできると言われています。
妊娠線のでき始めはピンクのような色ですが、時間が経過すると黒ずんでいくので気になる人が多いですよね。
産後は白っぽくなり目立たなくはなりますが、痕が残るので完全に消えることはありません。
そのため、できる前のケアがとても重要になってきます。
また、ホルモンバランスの変化も妊娠線ができる原因に。
妊娠によって増加する「ステロイドホルモン」は、コラーゲンの生成や真皮のターンオーバーを抑制する働きがあります。
ターンオーバーが抑制されると肌の弾力がなくなり、断裂が起こりやすくなります。
ホルモンバランスが崩れがちな妊娠中は、体調管理をしっかりすることが大切です。
妊娠線ができやすい部位
妊娠線は、妊娠中大きくなるお腹に一番できやすいです。
しかし、お腹以外でも脂肪がつきやすくなる部位にできやすいので、胸やお尻、太もも、二の腕にできることもあります。
妊娠線ができる箇所は人によって違いがあるので、自分自身で脂肪がつきやすいと感じている箇所は注意が必要です。
妊娠線と正中線の違い
「妊娠線」と間違いがちなのが「正中線」。
正中線は、おへその下から縦にまっすぐ伸びるラインのこと。
これは、7割の妊婦さんに生じると言われています。
妊娠線と正中線は、できる原因や性質が異なります。
妊娠線を正中線と勘違いしてしまうことがありますが、きちんと見極めることが重要です。
妊娠線は皮膚の表面が伸びて裂けてしまうことでできるため、自然に消すのは困難です。
一方、正中線は皮膚の表面が裂けるわけではなく、メラニンの増加や皮膚が薄くなってできるもの。
妊娠線とは違って大きなダメージが影響してできるものではないので、産後には徐々に薄くなって消える線です。
妊娠ケアはいつから始めるべき?
妊娠線は事前のケアが重要なのは分かったけど、具体的にはいつ頃から始めればいいの?
と疑問に思う妊婦さんも多いですよね。
ケアを始める目安を解説していきます。
妊娠線ができやすい時期は妊娠中期
妊娠線ができやすいのは、妊娠6ヶ月〜8ヶ月ごろ。
しかし、予防のためには早めの5ヶ月ごろからケアをしましょう。
徐々にお腹が大きくなり始めるタイミングでケアをすることで、妊娠線ができるのを防ぐことができます。
すでにうっすらとでき始めている場合でも、早めにケアをすることで悪化するのを防ぐこともできます。
また、ケアをするのと同時に、急激な体重増加に気をつけるのも妊娠線を防ぐ重要なポイント。
皮下脂肪の急激な増加は、妊娠線の出現を加速させます。
過度な体重増加には気をつけて、適度な体重増加のスピードを保つことを心がけましょう。
妊娠線のケアは、毎日行うのを基本に。
朝と晩、1日2回行うとしっかり予防とケアができます。
妊娠中は体調の変化も大きく大変ですが、早めに朝晩の習慣にしていきましょう。
こんな人は注意!
- 乾燥肌
- やせ型
- 高齢出産
- 2回目以降の出産
これらに該当する方は、妊娠線ができやすいと言われています。
肌の弾力の低下や、体型の増加率が高くなる場合に妊娠線はできやすくなるので要注意!
乾燥肌
乾燥肌の場合、よりターンオーバーが遅くなるので断裂が起こりやすくなります。
もともと乾燥肌ではない人も、妊娠中のホルモンバランスの乱れで乾燥肌になることも。
また、冬場の乾燥する時期には妊娠線ができやすくなるので要注意。
妊娠中のお肌の変化を敏感に感じ取ることが重要です。
やせ型
やせ型の方は、妊娠後の体型変化が標準体型の人と比較しても大きくなります。
そのため、皮膚の表面がより伸びてしまい、妊娠線が現れやすくなるのです。
高齢出産
高齢出産といわれるのが35歳から。
35歳を超えると肌の弾力が少なくなり、ターンオーバーも遅くなるので妊娠線ができやすくなります。
2回目以降の出産
2回目以降の出産は、初産の時と比較して皮膚が伸びやすいだけでなく、お腹が大きくなるスピードが速くなると言われています。
スピードが速くなる分、妊娠線ができやすい傾向にあります。
妊娠線は消えない?予防方法は?
妊娠線は一度できてしまうと消すのが難しいので、できないように早めにケアをしましょう。
ケアの方法は、クリームでしっかり保湿すること。
さらに、伸びがよくなるようマッサージをすると効果的です。
妊娠線ケアクリームとボディクリームの違い
クリームはボディクリームではなく、妊娠線専用の保湿に特化した妊娠線予防クリームがおすすめ。
妊婦さんの肌は、通常よりもかなりデリケート。
そんなデリケートな肌を保湿し健やかに保つために、肌に優しい作りになっているのが妊娠線専用のクリームです。
通常の乾燥ケアとは成分が違うので、専用のクリームを選ぶことで効果を実感することができます。
保湿をしただけで妊娠線が予防できるわけではないので、注意が必要です。
普段使っているボディクリームではなく、妊娠線専用のクリームを使うようにしましょう。
妊娠線ケアクリームを選ぶ時のポイント
妊娠線ケアクリームを選ぶ時には、保湿力が高い成分と天然成分で作られているクリームを選びましょう。
妊娠線ができる原因となるターンオーバーの乱れ。
ターンオーバーには保湿成分が必要不可欠です。
そのため、ホホバオイルやヒアルロン酸、セラミドなど、保湿力が高い成分が含まれているものがおすすめです。
しかし、どんなに保湿力が高い成分が入っていても、肌に刺激となる成分が入っているものは妊娠中にはおすすめできません。
肌にやさしい植物由来の天然成分が使われているクリームを選ぶことも重要です。
妊娠中のデリケートなお肌には、肌へのやさしさにこだわった、無香料、無着色、無添加、パラベンフリー、アルコールフリー、鉱物油フリーのクリームを選びましょう。
パーツ別妊娠線ケアマッサージの方法
妊娠線ができやすいパーツ別のケア方法をご紹介します
お腹
妊娠中のお腹まわりは一番デリケートな場所です。 やさしく、赤ちゃんを包み込むように丁寧に行いましょう。
妊娠線予防ケアクリームをたっぷり手に取り、温めます。
手やクリームが冷たいままだとなじみにくいので、必ず手で温めてからマッサージを行いましょう。
- おへそを中心にして時計回りに優しく、くるくるとなでてマッサージしてください。
- 反時計回りも同様にやさしくマッサージ。
- 足の付け根部分から下から上になでてなじませましょう。
- 赤ちゃんを囲むようにやさしくなでて終わりです。
お尻・胸・太もも・二の腕
お尻、胸、太もも、二の腕も同様に、妊娠線予防ケアクリームを温めてから、下から上にやさしくなでてマッサージをしましょう。
上から下ではなく、下から上にマッサージすることが重要。
さらに胸は、マッサージが終わった後はマタニティ用の下着を付けるようにしましょう。
妊娠線予防だけでなく、摩擦で起こるかゆみの防止にも役立ちます。
このように妊娠線を予防して、素敵なマタニティライフを送ってくださいね。