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産前・産後の母乳マッサージで胸の張りを解消!
産前・産後に、胸が張って痛みを感じてるママさんも多いのでは!?
出産前後は、最も胸の変化を著しく感じる時期。
産後、胸の痛みでストレスを抱えないためにも、産前から母乳マッサージをすることが大切。
適切な時期に正しい母乳マッサージを行って、子育てライフを充実させましょう。
産前産後の胸が張る原因
出産前後はどちらも胸が張って痛みを感じる時期です。
しかし、胸が張る原因は産前と産後で異なります。
産前は、特に妊娠初期に生理前と同じ様な胸の張りを感じることが多いです。
これは、女性ホルモンの分泌が多くなることで起こる現象です。
生理前と同じ張りなので、慣れてる感覚ではあるものの、それが続くのは辛いと感じる人も多いと思います。
産後は、3-5日目に胸の張りを感じてきます。
この時期は、母乳の分泌量が増えたことによる生理的な現象です。
産前は女性ホルモンの分泌で、産後は母乳の分泌による胸の張りなのです。
生理前の感覚とは違った張りなので、痛みに慣れない人も多いようです。
産前産後の母乳マッサージで胸の張りを解消
産前の胸の張りは女性ホルモンの分泌なので、マッサージなどで解消するのが難しいですが、産後の胸の張りは母乳マッサージで解消することができます。
母乳が思うように出ないことで、胸の張りに悩む方も多いです。
そのため、母乳マッサージは産後だけでなく、産前からしておくことが大事。
産後に母乳がよく出るようにするには産前から乳頭、乳輪部をケアしておくことが大切なのです。
母乳がよく出るようになると、胸の張りが解消されます。
産後は、赤ちゃんが吸いやすいようにほぐしたり、乳頭部に溜まった母乳を出やすくするために母乳マッサージを行います。
マッサージをすることで乳頭部がやわらかくなり、赤ちゃんが吸いやすくなります。
さらに、赤ちゃんは乳頭部だけではなく、乳輪全体を口に含んで母乳を吸うので、乳輪までやわらかくなるようにマッサージすることがポイント。
赤ちゃんの吸うパワーが強くて、乳頭部に傷が付いてしまうこともありますが、やわらかくしておくことで傷の予防も期待できます。
産後の胸の張りの解消と、母乳がスムーズに出ることにつながるので、母乳マッサージは産前からやっていきましょう。
母乳マッサージは乳腺炎の予防にも
乳腺炎とは、母乳を作る役割をする「乳腺」に炎症が起こること。
乳腺炎は急性と慢性がある病気です。
母乳が乳腺の中に溜まって炎症を起こすのが、急性の乳汁うっ滞性乳腺炎。
細菌感染で炎症を起こすのが、慢性の化膿性乳腺炎。
産後の授乳中におこる乳腺炎の多くは、乳汁うっ滞性乳腺炎です。
化膿性乳腺炎は治療が難しく、しこりができる場合もあるので気になる場合はすぐ病院に行きましょう。
乳がんを疑う人もいるようなので、病院で診てもらうのが安心です。
乳腺炎になってしまった場合の対処法は、基本的には排乳するしか方法がありません。
そのため、母乳マッサージで母乳が出やすくなると、乳腺炎の予防効果も。
母乳マッサージは母乳が出やすくなる以外に、胸全体の血液循環を促し乳腺が詰まらないようにする効果も期待できるのです。
産前の母乳マッサージの開始時期は?
妊娠経過に特に問題がない場合、妊娠後期と言われる10ヶ月目以降からがおすすめ。
乳頭を刺激すると、オキシトシンが分泌されて子宮が収縮することもあるので、早く始める必要は全くありません。
適切な時期に始めることが大切です。
また、体調や身体の状態は人によって違うので、担当医や助産師さんに相談してから始めるようにしましょう。
早く始めすぎて子宮が収縮すると赤ちゃんにも影響が出てしまうので気をつけましょう。
産前で母乳マッサージをしない方が良い人
逆子や帝王切開を予定されている方は、母乳マッサージはやめましょう。
また、切迫早産の方や、おなかのハリがあって早産傾向がある方もしない方がよいでしょう。
理由は、前述した通り乳頭を刺激すると子宮収縮を促してしまうためです。
また、産後に関しても、乳腺炎気味の方や、赤く炎症が起きている場合はセルフの母乳マッサージは悪化することがあるのでやめましょう。
産前も産後も、担当医や助産師さんに相談することを心がけてください。
産後の母乳マッサージの開始時期は?
産後は、産後直後から母乳マッサージを行うようにしましょう。
乳腺炎が起こりやすかったり、産後直後は特に変化が起こりやすい時期です。
その時の胸の変化を確認しながら、その日の状態に合わせて対応していきましょう。
母乳マッサージをしなかったからと言って、母乳が出ないということはありません。
人によって分泌量や授乳回数、月経周期、ホルモンバランスも異なります。
産後の自分の身体の状態や赤ちゃんとしっかり向き合いながら、焦らず始めてみてください。
セルフでできる母乳マッサージ
母乳マッサージをする時は、必ずマッサージオイルやクリームを使用しましょう。
その際は、妊娠中のママのデリケートなお肌に合わせた低刺激のものを選ぶことをおすすめします。
また、マッサージをするタイミングは入浴後の身体が温まっている状態がおすすめ。
身体が温まっている状態だと、血液循環がよいのでより効果的です。
もちろん入浴中でも効果的なので、身体を冷やさないように気をつけながら行ってみてください。
もし妊娠中の体調不良で入浴が出来ない時は、胸全体を蒸しタオルなどで温めながらマッサージするようにしましょう。
母乳全体のマッサージ
- 片方の手を指を伸ばして平らにした手のひらで胸を下側から包み込むようにして支える
- もう片方の手も同様に平らにした手のひらを上から胸の根元に添える
- 少しだけ力を入れて円を描きながら全体をマッサージ
- この動作を4-5回繰り返し行う
痛いと感じない程度に、程よい力を加えながら少しずつ慣らして行きましょう。
痛いのに無理にマッサージするのは逆効果になってしまうこともあるので注意。
乳頭のマッサージ
- 乳輪の周りに両手の人差し指と中指の腹を添えて乳頭を突出させる
- 乳頭を指の腹で挟んだりしながら指を動かしてほぐす
この時、母乳が出ることがありますが、心配ないです。
強さの加減はだんだん慣れてくるので、繰り返しやってみましょう。
自分では胸の張りや痛みを解消できない時は?
セルフマッサージをしても、なかなか胸の張りや痛みを解消できないこともあります。
そういう時は、無理に強くマッサージしたりはせず、母乳外来に相談しましょう。
母乳に関する悩みについて、専門家が相談に応じてくれるだけではなく、状態を見ながら母乳マッサージもしてくれます。
また、セルフマッサージで解消しない場合は、乳腺炎の疑いも。
乳腺炎の治療目的であれば、医療費控除の対象になります。
無理に自分で解消しようとせずに、専門家に見てもらって適切な対応をすることが大切です。
症状をきちんと診断してもらって、乳腺炎であれば医療費控除を必ず利用しましょう。
母乳を出しやすくしたり乳腺炎の予防は、母乳マッサージだけで全て解消するものではありません。
母乳マッサージ以外にも、食生活や睡眠に気をつけながらストレスを溜めないようにすることが大切です。
普段の生活からできることに気を付けながら、素敵な育児ライフを過ごしてくださいね。