ハーブピーリングとは？ニキビやシミに効果的ってホント！？

2021年10月9日

「ニキビや毛穴トラブルを解消したい」

「ハリのあるツヤ肌を手に入れたい」

「シミやシワがないきれいな素肌を目指したい」

女性の多くは、お肌に対してさまざまな悩みを抱えているものです。

そんな悩める女性におすすめのエステメニューがあること、ご存知ですか？

それこそがタイトルにもなっている「ハーブピーリング」です。

ハーブピーリングとは、天然由来のハーブである「ハーバルピール」などを使用して行うピーリングのこと。

お肌の新陳代謝を促すことで皮膚や細胞の活性化が目指せる施術です。

このページでは、「ハーブピーリングとは？」と気になっている女性に向け、

ハーブピーリングとは？どんな施術？
ハーブピーリングの効果
ハーブピーリングのダウンタイムとは？
ハーブピーリングで注意点すべきこと
市販のハーブピーリングとは？
エステのハーブピーリングとは？

といった流れで解説していきます。

ハーブピーリングは、お肌にやさしいケア方法のため、あらゆる女性におすすめです。

ぜひご自身のケアにお役立てくださいね。

ハーブピーリングとは？どんな施術？

「ハーブピーリング」とは？

ハーブピーリングとは、「ハーバルピール」などの自然由来成分を使用するピーリングのこと。

従来のピーリングは、ピーリング剤を使って肌の角質を隔離させていくものです。

そして、一方のハーブピーリングでは「棘状（とげじょう）成分」を浸透させ、成長因子を肌深部に導入していきます。

ハーブピーリングの目的は、ただ皮膚を剥離させることではありません。

ハーブエキスを浸透させることによって、肌の深部から細胞の活性化を促すことが目的です。

このようにターンオーバーが促進されると、美肌に欠かせないコラーゲン生成などにもつながり、あらゆる効果に期待できるのです。

ハーブピーリングで使う「棘状成分」とは？

先ほど、ハーブピーリングでは「棘状成分」を使用すると説明しました。

棘状成分と聞くと危険なものを想像してしまいがちですが、サンゴ、海綿体、海藻、ヘチマなど自然由来のもののため、まずはご安心ください。

なぜ棘状成分を使用するのかというと、肌の再生を促す効果に期待できるためです。

ハーブピーリングのメカニズムについては、下記でわかりやすく解説します。

ハーブピーリングのメカニズムとは？

ハーブピーリングのメカニズムについては、下記の通りです。

ステップ1（施術当日）：棘状成分と呼ばれるスポンジア（海綿体）が肌の細胞を刺激。基底細胞へと深く浸透していく。
ステップ2（施術翌日）：棘状成分と有効成分の働きによって血液循環、細胞分裂が促進。ターンオーバーも促進される。
ステップ3（3日～4日目）：成分が浸透したことにより、新しい細胞が押し上げられる。余分な角質が自然に剥離することで、弾力UPや透明感UP、毛穴やにきび、シミなどが改善される。
ステップ4（4～5日目）：あらゆる有効成分の働きによって肌の代謝がUP。健康的な肌へと生まれ変わっていく。

このように、針のような働きをする棘状成分を浸透させることで肌再生を促し、それによって美肌効果を得られる施術がハーブピーリングなのです。

つまり、「ダーマペン」や「ヴァンパイアフェイシャル」といった”美肌再生治療に似た仕組みの施術”だということです。

天然成分由来を用いるため、もちろん作用が全く同じというわけではないですが、「ハーブピーリング＝エステ版の美肌再生メニューのようなもの」と考えるとわかりやすいでしょう。

ハーブピーリングで実感できる効果とは？

ハーブピーリングに期待できる効果は、以下の通りです。

ターンオーバーの促進効果
ニキビやニキビ跡へのアプローチ
お肌の引き締め効果
シミやシワの改善効果

それぞれの効果について見ていきましょう。

ターンオーバーの促進効果

「美肌のためにはターンオーバーのサイクルを整えよう」などと聞いたことはありませんか？

これは、精神的ストレスや不規則な生活習慣、外部からのダメージによる肌へのストレスなどが原因で、新しい肌細胞をつくろうとする働きが弱くなってしまうためです。

そもそもターンオーバーとは、通常約6週間のサイクルで繰り返されるといわれています。

しかし、ハーブピーリングを受けることにより、新しい肌の再生をたったの3日ほどで促すことができます。

つまり、古くなった細胞が自然と剥がれ落ちる期間を待つことなく、新しい肌への生まれ変わりをスピーディーに実現できるということです。

多くの場合、ハーブピーリングの施術から2週間ほどで新しい肌に生まれ変わっていくため、ニキビや毛穴の開きなどの肌トラブル解消効果にも期待できますよ。

ニキビやニキビ跡へのアプローチ

お肌のターンオーバーが促進されるということは、ニキビやニキビ跡へのアプローチも可能です。

というのも、ハーブピーリングの成分が肌の奥（基底層）にまで浸透することで、古くなった部分を効率よく剥がしていけるためです。

今までなかなか治らなかったニキビや赤みの残ったニキビ跡などを改善する効果はもちろん、ターンオーバーが正常化されることでニキビができにくい肌にも近づけるでしょう。

また、クレータータイプのニキビ跡やお肌のザラつきといった肌トラブルへの効果も見込めます。

お肌の引き締め効果

加齢などによるお顔のたるみが気になってきた女性にも、ハーブピーリングが有効だといわれています。

ハーブピーリングで使用する天然由来の棘状成分や成長因子が肌の奥まで浸透することにより、血行・リンパの流れも促進されます。

これにより、衰えていた表情筋にも刺激を与えることが可能となり、お肌が引き締まる作用に期待できるのです。

シワや毛穴、たるみなどがキュッと引き締まり、より若々しい肌を目指していけるでしょう。

シミやシワの改善効果

ハーブピーリングの施術は、シミやシワを改善する効果にも期待できるといわれています。

これは、ターンオーバーによってシミの原因であるメラニン色素がスムーズに排出されていくためです。

また、血行やリンパの流れが促進されることにより、目のまわりの小ジワや頬まわりの表情ジワなどのシワを目立たなくする効果にも期待できます。

さらに、色素沈着やくすみ、色ムラなども解消され、年齢が現れにくい肌を目指していけるでしょう。

ハーブピーリングが向いている人は？

つぎに、ハーブピーリングの施術が向いている人のタイプを紹介します。

シミ・シワ・たるみ・ほうれい線など年齢サインに悩む方	角質によるごわつきやザラつき、かたい肌に悩む方	ニキビやニキビ跡、アトピー跡などを改善したい方
うるおいが不足しがちな乾燥肌の方	毛穴の開きや黒ずみ、たるみ毛穴などのトラブルに悩む方	目のまわりの小ジワやクマなどが気になる方
安全性や効果の高い施術を求めている方	費用の問題でクリニックの治療が受けにくい方	家族や職場にもバレにくい施術を探している方

ハーブピーリングは、このような方におすすめです。

油性肌や乾燥肌、混合肌など、ご自分の肌質に左右されることなく受けられる点もうれしいポイントでしょう。

ハーブピーリングで使用する薬剤の種類や効果とは？

ハーブピーリングで使う成分の種類は？

以下の5つがハーバルピーリングでよく使用される成分です。

ハーバルピール
バイオプランタトリートメント
グリーンピール
クロイターピール
FCRトリートメント

まずはそれぞれの効果や特徴、違いについて見ていきましょう。

ハーバルピール

ハーバルピールとは、自然由来のハーブパウダーを棘状に加工したオーガニックハーブです。

天然の海藻成分など日本人の肌に適したハーブを厳選して配合しているため、触ると砂のような感触であることも特徴です。

施術中は多少の痛みを伴いますが、肌の細胞を刺激されることで血液やリンパの流れ、ターンオーバーの促進につながります。

これにより、シワやシミ、にきび、にきび痕、毛穴、たるみなどあらゆるトラブルを解消する効果に期待できます。

バイオプランタトリートメント

バイオプランタトリートメントとは、剥離しないハーブピーリングで使用される成分です。

2種のミネラルと5種の天然植物が配合されており、比較的痛みに配慮された成分でもあります。

血行やリンパの流れを促進してくれるため、エイジング対策でもっとも重要といわれる新皮膚発芽力にアプローチ可能で、リフトアップ効果にも期待できます。

グリーンピール

グリーンピールとは、60年以上の歴史を誇るハーブトリートメントで、1958年に医療先進国ドイツで誕生したものです。

ヒバマタ・トクサといった4種の水辺の植物と、スギナ・パンジーといった7種の大地の植物を配合した100％天然成分由来のトリートメントのため、お肌のタイプを問わずに使用できます。

当初はニキビ、ニキビ跡、炎症、クレーターなど医療目的のために使用されていましたが、現在のグリーンピールはお肌のアンチエイジングなど美容目的として使用されています。

日本をはじめ、世界58か国の病院やエステサロンなどで使用されているため、初心者にもおすすめの棘状成分だといえるでしょう。

クロイターピール

クロイターピールとは、スギナなどの100％天然のハーブを14種類配合したハーブピーリングパウダーです。

ドイツ国家が認定した検査機関から承認を得た土壌で栽培されたハーブがブレンドされており、上質な棘状成分のひとつだといえます。

クロイターピールも、毛穴やニキビ、赤ら顔、シワ、シミ、色素性、弾力不足の肌など、あらゆる症状に効果的です。

コラーゲン・エスラチンの生成を促進してくれるため、リフトアップ効果にも期待できるでしょう。

FCRトリートメント

FCRトリートメントとは、海洋性ミネラルを豊富に含むコーネル（サンゴ）やスポンジア（海綿体）や天然植物をブレンドしたアンチエイジングトリートメントです。

従来のトリートメントと比べて5～6倍の活性化成分（棘状成分）が配合されており、年齢サインの改善はもちろんニキビやニキビ跡、乾燥肌、毛穴の開きといった効果に期待できます。

また、美白成分とも呼ばれるアルブチンやナイアシンアミドもブレンドされており、色素沈着や毛穴の黒ずみなどを目立たせなくする効果やトーンアップ効果も見込めるでしょう。

ハーブピーリングで使用する「成長因子」とは

ハーブピーリングの施術によっては、成長因子が配合された美容液を使用することもあります。

成長因子（Epidermal Growth Factor）とは、医療分野で火傷を負った肌の再生や皮膚移植、傷の回復促進効果などに使用されている成分です。

お肌の表面（上皮）にある細胞の成長・調節の役割をもつ53個のアミノ酸
3つの分子内結合で形成されるたんぱく質

これらが成長因子と呼ばれており、美容液やパックのケア製品によってブレンドされているものも異なります。

お肌のシミやくすみ、たるみ、乾燥などの肌トラブルに効果的だといわれており、ハーブピーリングと組み合わせることで相乗効果にも期待できます。

ホームケア用としても販売されているため、エステでのケアと自宅ケアを並行して行えることも特徴です。

ハーブピーリングのダウンタイムや注意すべきこととは？

ハーブピーリングには、乖離などのダウンタイムが起きる場合があります。

そもそもダウンタイムとは、施術後から回復するまでの期間のことです。

剥離
顔の赤み
むくみ
かゆみ

ハーブピーリングのダウンタイム中に起こる可能性がある症状は、上の通りです。

剥離とはハーブピーリングによって肌が向けることをいいますが、多くの場合は施術後1～5日で落ち着きます。

また、お肌の状態や使用した成分によっては顔の赤みやむくみ、独特なかゆみなどが生じる可能性もあります。

とはいえ、お化粧や洗顔、お風呂は施術日の翌朝から可能ですので、過度な心配はいらないでしょう。

ダウンタイムの詳細が心配な方は、直接エステサロンにお問い合わせてください。

「剥離あり」と「剥離なし」、どっちがいいの？

ハーブピーリングの成分によって、「剥離あり」と「剥離なし」の2つのメニューに分けられます。

この項目では、これら2つの違いや選び方について見ていきましょう。

「剥離あり」とは

「剥離あり」のハーブピーリングは、棘状成分を使用して行う施術です。

お肌の皮が剥けるダウンタイムのほか、施術当日から2日目くらいまで赤みやむくみを感じる場合があります。

とはいえ、「剥離なし」のハーブピーリングよりも高い効果と即効性に期待できるため、「すぐにでも改善したい」という方は「乖離あり」のハーブピーリングを選ぶことをおすすめします。

「乖離なし」とは

「乖離なし」のハーブピーリングは、棘状成分を使わないため、お肌の皮が剥けるダウンタイムを伴うこともありません。

お肌の状態によっては多少ピリピリ感を覚えることもありますが、赤みや腫れなどは現れにくく、施術当日からメイク・洗顔もOKです。

「乖離あり」と比べて即効性には期待できないため、「乖離なしは効果なし」といった口コミを見かけたことがある女性もいるでしょう。

しかし、実際には「乖離ありのハーブピーリングが全く効果なし」というわけではありません。

3日～1週間に1回など、ある程度の頻度で継続することによって徐々に効果が現れてくるため安心してください。

「ダウンタイムが少ない施術がいい」「初めてだから少し不安」といった方は、ダウンタイムの心配が少ない「乖離なし」のハーブピーリングを選ぶとよいでしょう。

ハーブピーリング後の注意点2つ

ハーブピーリングの施術後は、以下の2つに気を付けましょう。

紫外線ケア
保湿ケア

ピーリングを施した肌は通常の肌よりも弱っているため、紫外線ケアはマストです。

また、ハーブピーリングの施術を受けたあとの肌はデトックス反応によってザラつきや乾燥が起こり得ます。

そのため、化粧水や乳液、美容液などでしっかりと保湿するようにしましょう。

市販のハーブピーリングとは？

ハーブピーリングはエステサロンの人気メニューですが、自宅ケアも可能です。

ここでは、市販のハーブピーリングについて見ていきましょう。

市販のハーブピーリングとは？

通常のピーリングを自宅で実践している女性からすると、「ハーブピーリングも自宅でできないの？」と気になりますよね。

結論からいうと、ハーブピーリングの成分が用意できれば自宅でセルフケアすることも可能です。

天然ハーブが配合されたピーリング剤については、サロンや公式サイトからの通販、楽天市場やAmazonでも入手できますよ。

ちなみに通販でも入手可能なピーリング剤は、ハーバルピールやボタニカルピールなどです。

入手してしまえば、あとは自分の好きなタイミングで本格的なセルフケアができるため、「なかなかエステに通う時間がない」という方にも最適でしょう。

ほかにも、エステジェルやセラム（美容液）、クリーム、石けん、BBクリームなど、天然ハーブが配合されたスキンケアアイテムも豊富に販売されています。

高い効果を求めるならエステで受けるのがおすすめ！

市販の棘状成分を購入することで自宅でのセルフケアも可能になりますが、やはり即効性には欠けます。

また、成長因子や棘状成分のなかにはエステでしか使用できないものもあるため、高い効果を求めるのであればエステで施術を受けましょう。

セルフハーブピーリングでは全く効果がないということではありませんが、根気強く続けていく必要があります。

「モチベーションを保ちたい」「より高い効果を出したい」という場合は、エステでハーブピーリングを受け、そのあとのお手入れとしてピーリング剤を使用するのもおすすめです。

ただし、「剥離あり」「剥離なし」など使用するピーリング剤によって適切な頻度が変わるため、注意が必要です。

エステのハーブピーリングとは？どんな流れで施術するの？

「ハーブピーリング＝エステで受けられるメニュー」という認識はあっても、実際どのような流れで行っていく施術なのか気になりますよね。

ここでは、ハーブピーリングの一般的な流れについてご紹介します。

ハーブピーリングの施術は7ステップ

【カウンセリング】：初回予約時のみカウンセリングがあります。お肌の状態やお悩みをもとに、施術の内容や成分を決めていきます。納得できるようであれば、いよいよ実際の施術です。
【クレンジング】：まずは専用のジェルクレンジングなどを使用。お顔の汚れを取り除いていきます。
【洗顔】：肌表面に浮き出た汚れなどをきめ細かい泡で洗浄していきます。
【ハーブパウダー導入】：お好みのハーブをマッサージするように塗布。パウダーをお肌に導入していきます。
【鎮静ジェルの導入】：パウダー導入後には、鎮静ジェルを導入。活性化したお肌をケアしていきます。
【成長因子導入】：健康的なお肌づくりのために必要な成長因子をお肌にたっぷりと導入していきます。
【マッサージ】：血流やリンパを促進するため、お顔やデコルテをマッサージ。サロンによっては筋膜へのアプローチも行います。
【仕上げ】：最後の仕上げ。有効成分や成長因子が含まれたマスクを肌に載せてしっかりと保湿していきます。

このような流れが一般的で、通常60分～90分で終了します。

横になって受けられるメニューですので、なるべくリラックスして施術の時間を楽しみましょう。