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ケラチンが不足すると髪はどうなるの?
美しい髪は自然になるものではなく、日々のケアが大切です。
しかし、「髪がパサついているけど、どうケアしたらいいか分からない…」とお悩みの方も多いのが事実。
実はそれ、栄養成分である「ケラチン」が不足していることで起こっているトラブルなのかもしれません!
ケラチンの働きを意識した食事を取り入れることで、体の内側から髪をキレイにすることができますよ。
この記事では、ケラチンと髪の関係や、自分でできるヘアケア方法などをご紹介します。
ちなみに、ケラチンはネイルケアにも深く関わっており、それもまとめましたので、美容に興味のある方は必見です!
ケラチンとは?
「ケラチン」という名前自体、初めて聞く人もいらっしゃるでしょう。
以下では、そもそもケラチンとはどのような成分なのかを、詳しくご説明します。
ケラチンはたんぱく質の一種
ケラチンとは、人が生きる上で必要な三大栄養素のひとつである、たんぱく質のことです。
私たちの体の約15%はたんぱく質で構成されています。
たんぱく質は、20種類のアミノ酸がいくつも繋がってできており、どれかが欠けると
体調や見た目に変化する可能性があります。
アミノ酸には、体内で作れる「非必須アミノ酸」と、体内で作れない「必須アミノ酸」に分かれます。
ケラチンは、非必須アミノ酸のシスチンから合成できますが、吸収率が落ちることもある成分。
それと、メチオニンというアミノ酸の元になっていますが、それは必須アミノ酸の分類です。
つまり、ケラチンは体の中で作ることができない(場合によっては作られにくい)ため、不足しやすいんですね。
ケラチンが不足すると髪はどうなる?
体内で作ることができないたんぱく質であるケラチン。
「もし十分な量が生成できなかったら、一体どうなるのでしょうか。
以下では、髪との関係性も含めて、ケラチンが不足することによるトラブルについてご説明します。
ケラチンは髪の90%を構成している
ケラチンは、髪の毛を構成するたんぱく質として、9割を占めています。
ヘアートリートメントにも含まれていることが多く、「髪の美容液」とも呼ばれているのがケラチンです。
つまりケラチンは、髪の状態を左右する大切な成分。
何らかのヘアトラブルが起きたら、ケラチン不足を考えましょう。
ケラチンが不足することで起こる髪の症状
髪の主成分ともいえるケラチンが少なくなってしまうと、以下のような変化が起こります。
- パサつきやすくなる
- 髪がうねる
- 毛が細くなる
- 毛が抜けやすくなる
- 髪が生えてこなくなる
- ツヤが無くなる
- ハリが弱くなり、切れやすくなる(耐久性が落ちる)
- コシが弱くなり、引っ張っても伸びない(弾力性が無くなる)
髪が抜けづらいのは、毛根の強さの他に、毛が水分を含んでいて柔軟性があるためです。
しかし、ケラチンが足りなくなることで、乾燥しがちで弾力や耐久性が無い、ダメージを受ける髪になってしまいます。
ケラチン不足は、髪の質を落とすということがよくわかりますね。
ケラチン不足だと、キューティクルを失いやすい
ケラチンは髪の内側だけでなく、髪の保護にも重要な役割を果たしています。
それが、髪のキューティクル。
もともと髪は3層に分かれていて、内側の髪は水分量を保つため、それを守るのが一番外側のキューティクル部分です。
パサつきやうねりは水分不足による乾燥が原因ですが、髪のキューティクルがしっかりしていれば防ぐことができます。
健康な髪を維持するケラチンは、キューティクルにとっても必要な成分なのです。
ケラチンは髪以外に爪のケアにも重要
髪にとって重要なケラチンは、爪や皮膚といった別の部分も構成しています。
ここでは、爪に注目して掘り下げてみましょう。
爪もケラチンでできている
指の爪は、物を取るときに指先を守ったり、掴(つか)みやすくするために発達した部位です。
爪は皮膚が進化を遂げたものなので、髪の成分と比べても大きな差異はありません。
要は、「爪は皮膚の一部」というわけです。
細かく見れば、「硬質ケラチン」と「軟質ケラチン」の割合が違うくらいでしょう。
爪を構成するのは硬質ケラチンで、髪も同じです。
軟質ケラチンで構成されている代表的な部位といえば、皮膚ですね。
ケラチンが不足することで起こる爪の症状
髪や爪は、ほぼ同じ成分から作られています。
そのため、爪のケラチンが足りなくなることによって、もろくなってしまうのです。
- 爪が割れる
- ツヤが無い
- 二枚爪になる
- 爪が黄色くなる
- 爪の表面が凸凹になる
このような兆候は、爪が弱っているサイン。
自分で見てもわかりやすいので、簡単にチェックできます。
このような場合、ネイルやオイルマッサージなど表面からアプローチするより、体の内側から爪の健康を整えることが大切です。
また、体の不調で爪が変化することもあります。
体の不調で起こる爪のトラブルと原因
白い斑点 | 外傷などによる成長の異常 |
縦線 | 爪の老化現象 |
横線 | 外傷、薬の副作用、病気など |
白っぽい色や緑色 | 一種のカビ |
爪が反り返る | 別名スプーンネイル。慢性的な外力が原因 |
このような理由から、「爪は健康のバロメーター」と言われ、病気の判断材料になることも。
病気に心当たりがなければ、ケラチン不足による可能性が高いです。
ケラチンは何で補給できるの?
前述の通り、ケラチンはたんぱく質のひとつ。
髪も爪も、食事からケラチンを取ることが一番効く方法です。
髪については、ケラチンを配合したヘアケア商品を使いましょう。
ここでは、髪・爪の主成分である「ケラチンの補給方法」をご紹介します。
食事
食事からケラチンを補給するためのポイントは、バランスの良い食事から「良質なたんぱく質」を摂取することです。
間違ったダイエットでありがちな過度な食事制限は、ケラチンが不足し、髪や爪のトラブルに繋がりやすくなるんですね。
ただ、いくらケラチンを補給したいからと言っても、それが多い食べ物だけを摂る必要はありません。
上質なアミノ酸を含む「良質なたんぱく質」が摂れる食材でも、OKです。
美容のために食べる量を制限するのではなく、「必要な栄養素を、必要な分摂る」ことを意識しましょう。
おすすめの食材
ケラチンを多く含む食材は、ブロッコリー・玉ねぎ・にんにく・レバー・ヨーグルトなどですが、たんぱく質自体に着目することが重要です。
たんぱく質は、主食の米やパン、おかずの肉・魚・野菜・きのこといったほとんどの食材に含まれています。
選ぶコツは、良質なたんぱく質である「必須アミノ酸が含まれるかどうか」。
それには、「アミノ酸スコア」という指標が役立ちます。
この指標は、たんぱく質と必須アミノ酸がバランスよく含まれているかを数値で表しているためです。
アミノ酸スコアが高い食材は、鶏の胸肉やささ身、イカ、エビ、大豆(豆腐)、卵、乳製品などです。
スコアにこだわって、栄養バランスが偏らないよう注意しましょう。
また、たんぱく質と一緒にビタミンやミネラルも摂ると、摂取効率を上げることができます。
ビタミンは緑黄色野菜・柑橘(かんきつ)類などに、ミネラルはナッツ類・魚介類などに含まれていますよ。
サプリメントの利用も◎
食事だけでケラチンを補給するのが難しければ、サプリメントを併用してもかまいません。
サプリメントは、1日あたり必要な栄養分を簡単に摂れるのでおすすめです。
実際、爪や髪のトラブルを抱えた方に、専門の医師が用いることもあるのです。
ケラチンの他に、土台となる別の栄養素が配合されている製品が多いため、トータルバランスの面からも相性バッチリですよ!
ヘアケア
ヘアケアでは、ケラチンを増やす栄養素を配合したシャンプーとコンディショナーを選びましょう。
ケラチンが含まれたものは、育毛シャンプーやボリュームアップシャンプーとも呼ばれています。
ケラチンにより、髪にハリやコシが生まれ、根元からしっかり髪を立たせる効果が期待できるのです。
また、美容室の「ケラチントリートメント」を取り入れると、さらに効果がアップします。
ケラチントリートメントとは、髪の広がり・くせ毛をまとまりやすくして、髪を保護する施術のことです。
この施術をするとサラサラになるので、一見縮毛矯正のようですが、髪への負担は軽減されています。
髪のダメージを少なくする
ヘアアイロンやブリーチなどのといった、高温や薬剤の刺激は、髪へのダメージが強いです。
美しい髪にしたいなら、その習慣を一度辞めて、リセットすることをおすすめします。
そして、紫外線ケアも忘れてはいけません。
頭部は紫外線を浴びやすく、髪の毛も日焼けします。
UVは、髪のキューティクルを減少させ、パサつき・うねり・抜け毛などの原因に…。
しかも、分け目は頭皮へのダメージとなりますので、以下のUVケアをしっかり行いましょう。
- UVケアに特化した帽子をかぶる
- スプレータイプの日焼け止めをかける
- 定期的に分け目を変える
- ケラチンを含むヘアオイルを使う
アフターケアとして、髪に付いた汚れを洗い流したり、ドライヤーは低温にしたりすると◎
仕上げに保湿オイルを塗れば、髪の質が保てますよ♪
髪の主成分「ケラチン」は不足しやすいからこそケアが必須
美しい髪になるためには、ケラチンを意識したバランスの良い食事や、日々のヘアケアが大事です!
忙しくて時間が取りづらい方は、サプリメントやサロンのトリートメントを取り入れるとキープしやすいですよ。
そして、髪が傷まないように、ケラチンを含むヘアケアグッズも活用していきましょう!
あなたもケラチンを上手に取り入れて、サラツヤの髪や美しい爪を目指しませんか?