この記事にはプロモーションが含まれている場合があります
肉割れは自然には治らない?肉割れの治し方や予防法について
「肉割れ」は、お腹や太もも、お尻などの乾燥しやすい場所に、白色や赤色のひび割れたような線ができることをいいます。特に妊娠時にできる肉割れは「妊娠線」(またはストレッチマーク)と呼ばれ、妊婦の2人に1人に現れるとされています。
肉割れは一度できてしまうと完全に消すのは難しいとされており、悩んでいる人も少なくありません。肉割れはなぜできるのか、肉割れの治し方、予防法まで詳しく紹介します。
参考資料:PRTIMES「妊娠線に関する調査」
肉割れができてしまう原因
「肉割れ」は次のような原因で起こります。詳しく見ていきましょう。
1.急激な体型の変化
肉割れができる原因の多くは「急激な体型の変化」です。
妊娠や急激な体重の増加、過度な筋力トレーニングなどで体型が変化すると、皮膚が引っ張られます。肌の表面の「表皮」には柔軟性がありますが、その奥にある「真皮層」は柔軟性が無いため、引っ張られると断裂してしまうのです。これが「肉割れ」です。
また、成長期に急に身長が伸びた場合や、無理なダイエットで急激に体重が減少した場合にも肉割れが起こる場合があります。
2.血行不良
体内で栄養を運んでいるのは血液です。そのため、血行が悪くなると栄養が行き渡りにくくなり、老廃物も溜まりやすくなってしまいます。
すると肌のターンオーバーが乱れて、保水力を失った肌は硬くなり、柔軟性を失って断裂が生じやすくなるため、肉割れを起こす可能性があります。
3.歩き方
足に合わない靴やハイヒール、または歩き方の癖によって体重のかかる位置が特定の部分に偏ると、脚の皮膚が引っ張られて膝裏に肉割れが生じることがあります。
4.コラーゲンの減少
紫外線によるダメージや加齢によって皮膚のコラーゲンが減少すると、肌は弾力を失って硬くなり、外部からの刺激で断裂しやすくなり、肉割れになる可能性があります。
肉割れの治し方
結論から言うと、肉割れを完全に治すことはできません。
それは肉割れが単なるダメージではなく、肌の奥の真皮層の断裂によるものだからです。
一度断裂してしまった真皮層は、肌がターンオーバーしても修復することはできません。
それでも「薄くする」ことはできるのであきらめないで!
肉割れは初めは赤い線が現れ、時間が経つにつれて白い線に変わっていきます。肉割れは日に日に消えにくくなるので早めのケアが効果的です。
早速今日から始めてみて!
1.クリームなどで保湿する
肉割れは肌の水分を蓄える真皮層が断裂するため、その部分がより乾燥しやすくなります。
「乾燥」は肉割れをできやすくする原因でもあり、悪化させる原因にもなるので、しっかりケアしてあげることが大切。
肉割れができてしまったら、お風呂上りなどの血行が良くなっている時に、浸透性の高いクリームやオイルで「保湿」をするのが効果的。
スクワランやコラーゲン、ヒアルロン酸などの保湿成分が配合されているものや、皮脂に近い成分を持つホホバなどの植物性オイルなどがおすすめです。
また、肉割れケアのクリームやオイルを使うのも良いですよ!
2.マッサージ
血行を良くしてあげると、肌が柔らかさを取り戻して栄養が行き渡るため、ターンオーバーが促進されて、肉割れが目立ちにくくなる可能性が。
肉割れを消したいと思うあまり、力いっぱいマッサージをしてしまいがちですが、これはかえって逆効果なので要注意。肉割れが悪化する場合があるので優しくマッサージしましょう。
お腹周りの肉割れはおへそを中心に円を描くように、クリーム(またはオイル)を塗っていきます。その後、下から上に向かってさするようにマッサージします。できる限りやさしく、クリームを滑らせるようにマッサージしましょう。
3.食生活の見直し
肌の再生には体の内側からのケアも大切です。肌を作るのに不可欠なたんぱく質を含む肉や魚、卵、大豆を積極的に摂るようにしましょう。
また、ビタミンやミネラル、コラーゲンは肌のターンオーバーを促しますから、それらを含むにんじんや赤ピーマン、セロリなどの野菜や果物も欠かせません。
ただ、コラーゲンの生成にはビタミンCが必要、といった具合に栄養は吸収を高め合う働きを持つものが多いので、色々な食材をバランス良く摂ることが大切です!
4.レーザー治療
「とにかく早く、きれいに目立たなくしたい」という場合、皮膚科や美容外科などで行われるレーザー治療を選択する人も増えています。
レーザーを照射して皮膚のコラーゲンを活性化させ、肌の再生を促します。伸びてしまった皮膚が引き締まって肌がなめらかになり、妊娠線や肉割れの改善に繋がります。
ただ、効果には個人差があり、ダウンタイム※が必要な場合もあります。
費用は医療機関によって異なり、1回のレーザー照射は1〜5万円ほど、合計5回程度の治療が必要になるのが一般的。
また治療と治療の間には1〜2週間の間隔を空ける必要があり、治療が完了するまでには2〜3か月かかるということも覚えておきましょう。
※ダウンタイムとは
ダウンタイムとは、美容医療などの施術後に痛みや腫れ、赤みなどの症状が出た場合、それらが回復して元の生活に戻れるまでの期間をいいます。
肉割れのかゆみとの付き合い方
肉割れは、かゆみや痛みを伴う場合がありますが、掻いてしまうと肉割れが悪化する恐れがあります。また、肉割れの線がくっきり目立つようになってしまいますし、ひどい時には色素沈着を起こす場合もありますから、掻くのはNG!
肉割れができてかゆみがある場合には、「保湿」をしっかり行うとともに、次のような点にも注意しましょう。
①肌に優しい素材の洋服を選ぶ
かゆみがある場合には、できるだけ刺激を与えないことが大切です。洋服やタオルなどの素材も肌に優しいコットンやシルクを選ぶようにすると良いですよ。
かゆみのある部分に縫い目がある洋服、締め付けのきつい洋服は避けるようにしましょう。
お風呂上りなどにタオルを使う時は、ゴシゴシ擦るのはNGです。やさしく水分を押さえるように拭き取ります。
②低刺激性のもので体を洗いましょう
肉割れのある肌は非常に敏感になっていますから、体を洗う時にも刺激の少ないものを使うのが望ましいです。ボディソープは洗浄力の強いものが多いので、より乾燥しやすくなってしまいます。
オーガニックの石鹸などをしっかり泡立て、泡を肌の上で滑らせるようにして洗いましょう。ゴシゴシ擦るのは肌にダメージを与えるので厳禁です。
また、流し残しがあると肌トラブルの原因になるのでしっかり洗い流すようにしましょう。
肉割れを予防するには
肉割れは一度できてしまうと「完全に消すのは難しい」といわれています。
「痩せれば消える」というのは誤った情報で、目立たなくても少なからず痕が残ってしまうものですから、「できてしまう前に予防する」ことが大切です。
ここでは、肉割れを防ぐために注意すべきポイントを紹介します。
①体型を維持する
肉割れは主に急激な体型の変化によって起こりますが、急激でなくても体重が増加すれば皮膚が伸びて、乾燥などの他の要因が重なれば肉割れができる可能性があります。
②しっかり保湿ケアをする
肌は普段から保湿ケアをしっかりすることで柔軟性や弾力性を維持でき、肉割れを起こしにくくなります。
ヒアルロン酸やスクワラン、コラーゲンなどが配合されたクリームや、ホホバなどの人の脂質に近いオイルを使って保湿ケアを行いましょう。
お風呂上りは毛穴が開いた状態で血行も良くなっているため、美容成分を吸収しやすいベストなタイミング!
少し体に水分が残った状態で保湿ケアを行うと、滑りが良く少量のクリームで済み、浸透率も高くなりますよ。クリームやオイルを塗る時は、肌の上を滑らせるようにマッサージしながら塗ると、血行も促進され効果アップ!
③歩き方と靴を見直す
足に合わない靴やハイヒールで、足の指が浮き指になり、肉割れにつながることがあります。
浮き指とは、文字の通り足の指が浮いた状態になっていることをいいますが、浮き指になると歩く時に足の指の付け根とかかとの2点で体を支えることになります。すると脚には無理な力がかかり皮膚が引っ張られて肉割れができることがあるのです。
いつも履いている靴の裏を見て、変に偏った減り方をしていないかチェックしてみて下さい。シューフィッターのいるお店で靴を選んでもらうなど、足に合った靴を履くようにしましょう。また、浮指を改善するエクササイズを行うのもおすすめです。
やり方は床の上にタオルを置き、足指でつかむ「タオルつかみ」や、足の指を使った「足指じゃんけん」などが効果的です。
まとめ
肉割れは、一度できてしまうと完全に治すことはできませんから、できる前に予防をしっかり行いましょう。
出来てしまった肉割れは、悪化しないようにできるだけ早くケアを行えば、目立たないほど薄くすることも!
肉割れがあると水着になるのも、お友達と温泉に行くのもためらわれます。肉割れに悩んでいるなら、是非ここで紹介したセルフケアを根気よく続けてみて下さいね。